がんばれ!郵便屋さん







雨の日も風の日もカブ号に乗って颯爽と街を駆け抜ける郵便屋さん。
たがだか50円やそこらで自宅の郵便受けに配達してくれる姿勢に
本当に尊敬の念をいつも感じております。
実は僕個人の私見として「公務員」という職業にあまりいいイメージはありません。
顧客の多くに公務員さんを抱えておきながら言うのもはばかるのですが
正直な感想ですので隠さずに申し上げます。

特に市役所などの窓口に行く用事があるときなどは日頃より10割増しくらいの広い心と
相当な覚悟で臨みます。
そしていつもその期待を裏切ることなく、
とてもむかついた気持ちでそれらの施設を後にする訳ですが、
消防屋さんと郵便屋さんだけは別格の公務員さんとして敬意を持っておりました。

過去形であります。
なぜ?過去形なのかと申しますと、先日(別のコラムにも書きましたが)我が息子たちが
頼もしいことにイラン大震災に義援金を送りたいと言い出しまして、ユニセフを通じ
寄付をすることになりました。

ユニセフに寄付といえば郵便局で振り込むってのは
半ば常識になりつつあり(これは黒柳さんの功績が大きい)ましたので
師走の街を一路、郵便局へと馳せ参じた訳でございます。
年の瀬も押し迫り郵便局は年賀状などを出すお客でごったがえしておりました。
子供達がせっせと集めた小銭です、たいした額じゃないですけど
それでもイランの子供達への気持ちはとても重く、それだけに一円たりとも無駄に
できまいと厳重に梱包し、持っていったのでございますヨ。

受付で伺ったところ「まだ振り込み用紙が来ていないので分かりません」との
気のない返事。
地震から一週間も経とうとしているのにそんなはずはありません。
仕方がないと県立の国際交流センターで情報を収拾することに。

「私も気にはなっていたんですよ」という担当官が親切に調べてくれた結果
(というか、気になっていたのなら調べておいて欲しかったな)
振り込み口座が分かりました。
案の定、郵便振り込みしかないようです。

その足で先ほどの郵便局へ踵を返したところ、、、、。
「受け付け時間が過ぎましたのでお取り扱いできません」
だと???
子供達の熱い視線とつぶらで純粋な瞳を背に 
父ちゃんもさすがにぶち切れてしまいました。

要は一回目に行った時には十分間に合う時間だったにもかかわらず
十分なケアもなしに「事なかれ主義で」門前払いをしておきながら
それでもと動いた気持ちに対してその応えはなかろうと、
(例えば自分のミスで振り込み口座を書いた紙を忘れてきたので取りに帰っていたとか
そういう状況と一緒にされては、、、、、)

状況は分かったとして
その状況を招いた体勢に関しての責任を強い口調で問い正したところ
何だか面倒くさそうにダラダラと(そう見えた)後ろに座る上司に相談に行く若い窓口担当官。

結果的には強引に窓口をこじあけてもらい振り込みの受付を済ませることができたものの、
集めた小銭を勘定するあいだの時間の長く感じたこと。
待ち合いのベンチに座り、終始床を見つめる父、いいことをしているはずなのに
落ち着かない子供達。
とてもじゃないけど充実した気持ちになんかなれませんでしたよ。

帰り際、何やら重そうな荷物を抱え老女が入ってこられた
「あー、この角をあと10センチ削ってくれたら送れるんですけど これじゃ無理です。
道の向こうに宅急便屋さんがあるからそっちに持っていって!」

だそうです。
要は僕だけじゃありません。
局全体としてそういう姿勢なのだなと強く感じました
その老女は今来た道をヨロヨロと宅急便の方へ向かったのですよ。

これじゃ、
雨の日も風の日も熱い日も寒い日もカブ号に乗って颯爽と街を駆け抜けてくれている
配達担当さんに対して申し訳ないでしょう。
もちろん配達担当さんには今でも感謝してますし、敬意を表しております。
それに変わりはないのですが、
いつかこの方達も局内に入り内勤業務を始める頃には
そんな公務員になっているのかなー?と考えると無性に哀しく感じるのです。

ましてや、数年後に控えた民営化に向けて
このままではいいはずがありませんよね。

我々はいいですよ、
せめて、きれいな心を持ってきた子供達や、
愛情のびっしり詰まった重たい荷物を抱えてくる老人に対してくらいは
愛を持って接してくださいな。

愛でしょう、愛。
お願いしますよ。


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