牛歩コラム更新!(笑)






第一章)

先日、親友に「牛歩更新コラム」と揶揄(やゆ)されてしまった
牛歩コラムの今年最後の更新をしようと思います(笑)

からかわれても反論のしようがないペースでの更新です。
徒然(つれづれ)にも程がありますよね〜
と、いうか、去年のペースがすごいですね〜
一年の間に18編ものコラムをしたためているではないですか!?

それに引き換え今年はこの牛歩コラムを入れてもたったの4編。

では、それをサボってまで、いったい何をしていたんや?
ということになりますが
実は、この一年。自分の中では「作家始動元年」と、位置付け
いろいろな方向から自分がこれから写真家として、
作家として進んで行く方向を模索していたからに他なりません

このことは、一昨年くらいから計画を立てていたことで
でも、一昨年、昨年とできなかった

提携先のホテルさんとか
その他諸々の関係各所さんのご協力の元、事業が成り立っている関係上
突然、『明日から作家として活動したいので、今後の予約は受けられません』
とは、いかないわけです

そういう事情で関係先の担当者さんに説明して
アルバムの見本を引き上げさせてもらったり
パンフレットから外してもらったり、という作業に丸々一年の歳月を要した
去年は、その状況をより活動しやすい状況に成熟させることと
その状況に耐え得る経済環境を作ることに費やしたのです







西暦2005年、元旦。
いよいよ、今年その作業にとりかかる決心を固め
まず、
写真展をやろう!
と、最初に思いついた。
しかも、日本でなく海外で!



たぶん、ぼくが今現在持っている写真のストックの中で
日本で見てもらえるような環境はないな、っと

(実は、2004年にもそんな話があって
知人が仕事でしばらくロンドンに住むことになった折
じゃあ、(知人の案内で)ロンドンで写真展やりましょう!
ということになったことがあった。
しかし、その知人も慣れない環境での生活で精一杯だったのでしょう
結局は成就しなかった。という経緯が伏線としてあったのですが・・・)

そんなこんなで、まず最初のターゲットとしては
以前とん挫した
ロンドンでの写真展の開催だーーーーー!!!

こうして2005年、年の頭からプロジェクトは始まったのであった



まずは、何を見せるか?だな
これはもう、前回の時に用意した「ニッポンの結婚式」の写真しかない
しかもとびきりコアなニッポンがいい

次に、どう見せるか?だ
ギャラリーがいいかな? 美術館か?
さりとて、英語が話せるわけでもないし、その道に詳しいわけでもない
う〜〜〜ん、困った・・・・
そうだ! ストリートパフォーマンスがいい!!
「よ〜〜し、見るぞ〜〜〜」
っていう、気負いもなくてナチュラルな気持ちで見てもらえる方がいいじゃん

後は、飛行機やら宿やらのことだな
飛行機は格安チケットを取ろう!
宿もYUKIさんがインターネットを駆使して安くて素敵なお宿をゲットしたぞ

よ〜〜し、いざ出発だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!



と、この程度の準備で、かの地へおもむいたわけである




。・゜。・゜・゜・☆。・゜。・。 。 ・゜・☆。・。。・。゜。・゜。・゜・゜・☆。・゜。・。 。 ・゜・☆。・。。・。゜





さて、件の写真展である
写真展というよりは怪しげな東洋の露店商の家族って感じの趣(写真参照)
『こんな写真展、誰も見んぞ〜〜〜』
と、どこからか天の声が聞こえてきそうな状況(おもろ過ぎっていう声も・・・)
にもめげす写真展
スタあーーーーート!!

場所はロンドン中心部からやや離れた
「クラハムコモン」
という、小さな街。

宿のおかみさんに
若いカップルが集う街はどこですか?
という、とても抽象的な質問で教えてくれた所だ
シティーにも程近いこともあって、若いカップルが住みたい街ランキングナンバーワンなのだそうな
おしゃれなブティックなどが立ち並び住むにはほどよい環境だという
そんな、おしゃれな街ののどかな日曜日
街のカップルがリラックスしに集っている駅前の広〜〜〜〜〜〜い公園にお邪魔した

駅前の広〜〜〜〜い公園のエントランスに
ザザーっと、写真を広げて
さー見て下さいよ・・・・・・・

・・・・・って・・・・・・・・・

そりゃないよね

なんか売りつけられそうで恐いもんね〜〜〜




それでも、おっ、
ひとり、ふたり近付いてきてくれたぞ!(ナイスファイト!)



「ハロ〜ハロ〜」(ますますヤバいって)



っと、まー、そんな感じで念願のロンドン写真展を開くことができたのでした
思っていた以上に ロンドンの方々には興味があったらしく
(特に日本の日常生活{タタミであるとか、仏壇であるとか}に興味を示してくれました)
ひとり、ふたり見にきてくださったあとは堰を切ったように たくさんの方々が見にきてくださって
ぼくもYUKIさんもカタコトの英語を駆使しながら必死に写真の説明をしたのでした


2005,8,21 London郊外Claphom Common(クラハムコモン)にて




第二章)

さて、
こうしてロンドン珍道中パフォーマンス写真展を無事終えて思うことは


人って変わらないんだな〜っていうこと
外国人(って、いうか今回は僕らのことでしたけど)も日本人も
同じ人間なんだ〜って

当たり前か?
あー、でも、その当たり前が今まで分かってなかったからね〜


始めてみて、初めて分かったこともあるしね


ぼくは
「ストイック(stoic)」
って、言葉が特に好きでね

なんでもストイックにしたがるの
車でもそう、ストイックな車(ケータハムだとかエリーゼだとか)ってのにそそられるんですよ
(だからF-1ってのにすごく興味をもったんですね〜、とってもストイックな世界)

それで、こうして作家的活動を開始するにあたっては
いろいろとそぎ落とした部分があるんですよ

作家活動をするために断然必要なものが「時間」だとすれば
その時間を得るためにそぎ落としたのが「仕事(売り上げ)」なわけです

まー、下世話な話ですけどね
実際、生活していかなきゃいけないんだから
生活の糧は最低限は必要なわけですよ

今まではその生活の為の「仕事」にばかり時間を取られていたわけですね
毎日の仕事に追われて 自分の表現したいことに到達していなかった

でもね、今回ロンドンにいったことで
自分が表現したいことがなんなのか?だとか、その必要性だとかに確信を持てるようになりましたね

これが一番大きい収穫かな


一昨年、昨年と自分でも恐ろしくなるくらい年間の売り上げを落としましたからね
それと引き換えに得たものとしては・・・・・・?と

今年('05)それに輪をかけて、これ以上落とすとヤバイぞってくらい落ちた売り上げが
来年(これを読んでいる時点では今年'06)上がる要素はありませんからね
おそらく、'05年よりヤバイ状況になることでしょう

そこまでして、(家族を巻き添えにしながら)
実にストイックに求めているモノっていったいなんなんだろう?
そんなに価値のあるものなんかエ?
と、自問自答しながら得られる答えが、満足のいくものであるかどうか

それには時代がついてこれないかも知れないし
完全にぼく自身が社会から浮いてしまっているかもしれない
芸術家の活動に決して優しくないこの国でいかに作家として立っていけるのか?

来年は今年よりももっとストイックに自分の写真について考えざるをえないでしょう
経済状態もいよいよひっ迫してくる
そんな状況のなかで残ったエキスのようなもの・・・
それがぼくの本当に求めていたものなのかも知れないな・・・

ガリレオの話じゃないけれど
それでも自分の信念に従って一歩一歩それこそ
「牛歩戦術」
で進んでいくしか他に道はないのかな?と

歳の瀬に独り、想いを巡らせているのでした

皆様、よいお年を!!


2005,12,31
POP GONZO 記




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