祝!人質解放







本日、ここ数日心配されておりました
イラクでの日本人の人質解放というビックニュースが
飛び込んでまいりました。

全員が無事ということで
本当に素晴らしい結果がもたらされたことに
非常に安堵いたしております。

ニュースで見るご家族のご心労は見るに耐えないほど
切迫しており本当に心の痛む思いでした


同じ時期にイタリアの方が実に痛ましい結果になったと
報道されたことで(各国の状況が違うので一概には言えないまでも)
喜びも半減といったところではありますが
ひとまず、3人のご家族の方、おめでとうございました。
そして、イタリアのご家族にはご冥福をお祈りいたします。



実は、このニュースが舞い込む前に
コラムをしたためておりましたが出すタイミングが難しく
考慮しておりましたが、解放という朗報がありましたので
リライトして掲載したいと思います。


今回の人質事件は全国的に賛否両論あったようで
心配されているご家族の元へも心無いひぼう中傷があったと聞きます
ニュース画面でひたすらにあやまっておられた姿が
とても印象的でした。
あまりに言葉を濁すのでドイツの記者が
「ここは本当に自由の国か?」とコメントしていたのも心に残りました


政府の対応も実に冷たい物だったように強く感じました
「自分勝手な行動をとったのだからあんまり迷惑かけんとってくれ」
っと、こんなニュアンスの発言があちこちから聞かれ
昨日は首相自らも非常に危険な発言があったようです

戦争の是非などはこの際置いておくとしても
自国民に対する国の姿勢には本当に「寒気」を覚えました

皆様も覚えていらっしゃるでしょう
中国での「北朝鮮脱北者の日本大使館駆け込み事件」
確かにあの対応は国際的には体裁の立つ方法だったかも知れませんが

あの時の冷たい政府の対応を
今回も、今度は自国民に対して強く感じたわけです。

3人の中にジャーナリストも含まれておりました
僕もジャーナリストの端くれとして意見を申させていただきますと

確かに戦場カメラマンや戦場記者たちは
その取材した結果を踏まえ、その戦争が終結した暁には
「名声」が得られるという特権があり、若い記者たちは各戦場に自ら身を置く
という方法論は昔から存在しております
そのために命を落としていった若者も数知れずであります。

しかしながら、彼等の献身的な取材活動により世界の様々な状態が
即座に全世界に伝えられ人々はそれを元にその戦争の是非を考える材料を
得られるわけです。(今回のアルジャジーラTVもそうですよね)
これが、政府の言う「自分勝手な・・・」だとしてもです

では、政府の言う自分勝手ではない取材活動とはいったいどういうものなのでしょう?

湾岸戦争の時もそうでした、今回イラクに侵攻する時もそうでした
軍隊の後ろにいて、軍隊に守られながら行われる取材に
ジャーナリズムの本質はあるのでしょうか?

中立の立場で冷静かつ公平な目でその戦争を見ることができるのでしょうか?

自分勝手でない取材とは政府の広報が担当すればよろしいわけで
真のジャーナリストたちは自分の哲学に乗っ取って危険を犯してでも
本当の戦争の意味を取材し続けているわけです
僕も独身なら行っていたかも知れません


解放のニュースと共に
新たな日本人拉致事件が報道されました
今度の2人はジャーナリストです。

官房長官は記者会見でさも冷たく
「勝手に行動するのはいいけれど、周りのみんなにこうして迷惑ばっかり
かけてちゃねえ〜〜〜〜」
と、言って退けました

結果で得られる名声はただの結果論であり
それを取材している現場の記者達は決してそのためだけで動いているわけでは
ないことをみなさまにも分かっていただきたい。
そんなことの為にあんな危険な場所には行けませんよ!

ただ腹黒い目的のために戦場に行っていると思っておられる方がいらっしゃると
すれば、そのお考えは間違いだと気づいていただきたい。
彼等のパッションを是非皆様にもわかっていただきたい

そして、今日誘拐された2人の日本人を含め
人質の全員が無事に家族の元に帰り、イラク国民も無事に平和に暮らしていただきたい

そんなことをこの田舎ジャーナリストが申しておりました



平和への祈り
2004,4,16 POP GONZO





イラク人質事件:追記

前回の記事を掲載して2日後に無事
残る二人の日本人ジャーナリストも解放されました

最初の三人と同様、みんな無事だったことは
まことにもって素晴らしい結果にホントに安心しました

さて、最初に人質になった三人が無事帰国したという
ニュースを見て おそらく多くの人が言い知れぬ不快感を
持ったのではないかと察しています

何を隠そう僕もその一人で
帰国の途に厳重な箝口令の有り様や、記者会見に現れなかった様子など
見るにつけ、先のドイツの記者ではありませんが
「この国は本当に自由の国なのか?」
という疑問が沸々と湧いてきたのです

本人の代わりに記者会見に出席したご家族のコメントに
「嬉しさは一、残りの九十九は不安」
というのがありました

きっと一度は、このまま永遠に会えなくなってしまうことを
覚悟されたと思います
その覚悟した家族が無事に自分達の元へ帰ってきたのです
嬉しくないハズがありませんよね
「嬉しさが100で、不安は・・・、後から考えます」
ってのがホントでないでしょうかね〜

なのにあのコメントはどうなんでしょう?
世論的にも何だか”自己責任”とかいう風潮で
本人たちに大きなプレッシャーをかけているようです

この自己責任、何となく政治家のおっちゃんたちが
多用して世論操作してるように感じますが・・・・

「今回は多額のお金がかかったのだからある程度自己負担してもらわなければ・・・」
とは、 与党のK党の方でした
「自分の責任でやったのだから自己責任も自覚して・・・」(というニュアンスのコメント)
とは、J党のF氏でした

何だか、面倒臭そうですよね
自国の民を救うのは政治家の責任ですよね
というか、それが本来の仕事です

つまり、今回の事はただ単に
「与えられた仕事をした」
に、過ぎません
もちろん、結果には大変満足しています
しかし、この「自己責任」論を唱える政府に対し
僕は「政府無責任」論を唱えたい
この状況を招いた原因の一端を政府は背負ってはいないか?

先日、小泉さんが議員年金の見直しを打ち出しました
同じ党の古い方(E氏)がすぐさま
「若造が何をほざいておるか!!(怒)(湯気)」
と、我が身かわいさに必死の猛反発をしていました

国民も痛みをもっているのだから
我々議員達も同じ目線で考えましょうよ
と、言ったらすぐさまこれです

まるで、我々国民の方は無視で
自分達の事ばかり考えてるようには感じませんか?

その、方々政府の対応にすさまじく嫌悪感をもって
今回の事件の経緯を見つめているわけですが
世論がこれに付いていくことに対してはもっともっと
ものすごく恐怖を感じています



今日、残る二人のジャーナリストも帰国しました
ジャーナリストたちには「自己責任」として
生の声を国民に届けて欲しいと願います
決して、権力に屈しないでいただきたい



さてさて、
今回の一連の事件ですが
世論はさも本人たちが悪いような印象の意見なのだそうですが


この問題の本質はこの戦争自体にあるのではないでしょうか?

決して本人たちが悪い訳ではないと思います
「危ないところに自ら進み、拉致されたのだからあなた方が悪い」
というのは一方的すぎませんか?
では、日本国内なら安全なのでしょうか?
国内に居ながら拉致された方がいらっしゃいましたよね
安全ではありません
それは極論じゃないか・・・・
と、そうですよね極論です。
今の事体自体が極論的なのですから


今、明らかに言論の弾圧が行われております
政府の方針に刃向かう輩は煙たいんだそうです

国民が自分の意志を言わず一つの方向に向かって歩き出したら
これほど恐いものはありません
言論は自由に(相手の立場は尊重しつつですが)が大原則です

我々の国民が無事救出されたのです
みんなで喜びを分かち合ってもいいのではないでしょうか?
心配はかけたかもしれませんが、迷惑かけましたか?
それより、国民の一人一人が本当に自分のこととして身近に戦争を感じられ
自衛隊派遣も含め、考えるきっかけを投げかけてくれたことに
感謝しなければいけないと思います

さー、暫くすれば本人たちも記者会見の形で
我々の前で意見を述べる時がくるでしょう
その時に本当に彼等の言葉で彼等の意見を言ってくれることを望んでやみません


自分の国にいる方が「針のむしろ」のようで
イラクで人質になっているよりも居心地が悪いんだ
とは決して思って欲しくないものです



追記:2

新聞ネタばかりで恐縮ですが本日の朝刊に
「遠隔操作の無人爆撃機開発に成功」
っていう記事を見つけました
乗り組み員の安全を確保するために開発したのだそうです

安全な基地のテレビモニターを見ながら無人の飛行機で
誰を攻撃するというのでしょうか?
有人飛行機なら許されるという訳では決してありませんが
無人の飛行機で爆弾を投下して、その空の下では実際に生身の人間が死んでいく
そういう需要って本当にあっていいのでしょうか?

そういうものが戦争なのですから
戦争というものは本当に野蛮で愚かな行為です


2004.4.21記




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